ほうこうレポート

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【Discord】「ロール」の作り方・付け方・権限設定など基本知識をまとめて全解説

はじめに

ロール機能はDiscordで一番特徴的な機能といっても過言でないくらいによく使われていますよね。
これのおかげでDiscord独自の使い方ができたりします。

しかし、管理する側になってみると、ロールの仕様は少し複雑で管理が大変です。
最初は取っつきにくいことでしょう。

本記事では、Discordサーバー管理の初心者に向けて、ロールに関する基本知識をお伝えします。


目次




tips:初心者向け記事

サーバー管理の初心者が知っておくべき内容が一通り詰まった記事も書いています。
ロール以外のことも含めて、全体的に詳しくなるなら↓こちらもぜひ。
embrabat-report.net


「ロール」とは? なにができる?

簡単に言うと「ロール」とはその人がサーバー内でどういう役割の人なのかを表すものです。
例えば「管理者」とつけて管理者権限を付与したり。

色分けできる

色を付けることもできるので、例えば大学のサークルサーバーで「上級生」とか「新入生」とかを簡単に区別できます。


@新入生 のように、ロールがついている人だけをメンションすることもできるので、特定の人にだけメンションで通知を飛ばしたいときにも便利です。



ロールを作ってみよう

細かい話は置いといて、まずはロールを作ってみましょう。
PC版とスマホ版それぞれの画面で解説します。

PC編

表示する

サーバー名をクリック>設定


「ロール」を選択>「ロールを作成」


完成



↑これで一旦ロールは作れました。

細かい設定はありますが、それはまた後で。





スマホ編

表示する

サーバー名をタッチ>設定


下にスクロール→「ロール」を選択


「+」ボタンをタッチ


名前と色を決定


権限の設定
  • コスメティック


  • メンバー


  • モデレーター


  • マネージャー



後から変えられるし、細かいところのオンオフも後で設定できます。
よくわからなかったらスキップでもOK。気楽に選んでください。

メンバーを追加

既につける人が決まってればつけてもいいです。
もちろんこれも後からでつけられます。


これで一旦ロールは作れました。
細かい設定はありますが、それはまた後で。




ロールの表示(基本設定)

次に、ロールの基本設定について。

PC版での見方



スマホ版での見方



ロールの色

そのロールがついた人の名前がその色で表示されるようになります。
Before

After




個別に表示

↓のように、オンラインメンバーの中でそのロールがついている人だけピックアップして表示することができます。
オフラインの時は特に何も変わりません。

例えば管理者がいるかどうかすぐ判別したい!みたいなときに、管理者だけ個別に表示をONにしてあると便利ですね。
あとは、Botをまとめておくとどれが落ちてるかすぐわかったりもします。


@mentionを許可する

このロールに対して誰でもメンションがかけられる設定です。
こんな感じで、管理者のロールがついている人をまとめて呼ぶみたいなことができる設定になります。

なおこれは少し難しい話なのですが、この設定は誰でもメンションできるようにするという設定なので、普通のメンバーはこれがONになってなくてもメンションできます。
メンションが禁じられてるロールの付いたメンバーとか、仮メンバーみたいな設定がされている人でもメンションできるよというのがこの設定。

要するに、なんか変な使い方しない限りこの項目は気にしなくていいです。

ロールとしてサーバーを表示

これはサーバー管理者としては使うと便利な機能になります。
なお、PC版限定です。

例えば、「管理者」ロールがついている人にしか見えないチャットがサーバーにあるとしましょう。
上の「管理チャンネル」ってやつです。

しかし本当に管理者にしか見えていない設定になっているでしょうか?
なにかミスが発生している場合があります。
こういったときに使うのがこの機能
例えば「新入生」のロールを使ってロールとしてサーバーを表示を押してみましょう。

すると、「新入生」のロールしかついていない人視点でどういう風にサーバーが表示されているのかを見ることができます。
さっきまで「連絡用」カテゴリーの上にあった管理者用カテゴリーが見えていないことが確認できます。



ロールの「権限」

ここがDiscordのロール機能で一番難解な部分。
「そのロールがついている人が何をできるのか」を選ぶ項目です。

PC版での見方


スマホ版での見方





権限の内容

権限設定はかなりたくさんあるんですが、全部説明していると記事がとんでもないことになってしまうので一部大事なものを抜粋して説明します。

チャンネルの管理

オンにするとチャンネルを作ったり、チャンネルの設定を変えたり、チャンネルを消したりできます。


招待の作成

オンにするとこのサーバーへ他の人を招待するリンクを作ることができます。


メッセージの管理

オンにするとテキストチャットの管理(他人の書き込みを消すなど)を行うことができます。


メッセージ履歴を読む

→これをオフにすると、自分がそのチャット見ているときに送られたメッセージ以外が見られなくなります。
→逆にこれをオンにすると、自分がサーバーに入る前の会話を含めて全てのメッセージを見ることができます。


メンバーをミュート/メンバーのスピーカーをミュート

→ボイスチャットの管理を行うことができます。自分では解除できないミュートやスピーカーミュートを付ける機能です。


管理者

→全ての権限+他の人に見られないチャット含め全てのチャットが見られるようになります。


Tips:@everyoneの権限

皆さんサーバの全員にメンションするときには「@everyone」を使うと思うんですが、
これはデフォルトで全員が持っているロールだと思えばわかりやすいです。

サーバーに入ってきた人のデフォルトの権限を管理したいときには、「@everyone」のロールの権限を編集すれば大丈夫です。

逆に、他のロールの権限だけ消したりしてもeveryoneに権限が残っていたりするとうまく働かないので注意。




メンバーの管理|ロールの付け方


ここで参加者にこのロールを付与することができます。
この画面だと「そのロールを持っている人が何人いるか」が確認できて便利です。

一方、人を右クリックした時にもロールを管理することができます。
この画面だと「一人の人に複数のロールをつけたい」なんて時に便利です。




ロールの順番 ←!大事!

なにげなくロールをどんどん作っていくとこんな感じにいっぱい作られると思うんですが、

実はこのロールの並び順にも気を配る必要があります。
というのも、
並び順が上であるほど権力が強い
ように設定されているからです。
自分よりも上の権力のロールに関しては、他の人に付与したり権限を編集したりできません。

よって、例えば一緒に管理する人につけてあるロールは上の方に移動しておいたりする必要があります。

自動ロール付与のBot、CarlBotでうまくいかない理由もこれであることが多いです。



チャンネル別のロール権限設定(難)

ついでに、チャンネルごとのロール設定の話もしておきましょう。
このロールがついた人だけが見られるチャンネルだよ
みたいなことができます。

注意

ただしこれは設定を間違うと、
本来見えているはずのチャンネルが参加者からは見られておらず困惑したり、
逆に見られていないと思って変な発言をしたら見られていたり、
とトラブルの元にもなります。
自分のサーバーで機能を導入する際には、細心の注意を払ってください。

→これが間違っていないかを確認する方法が、上で紹介した
「ロールとしてサーバーを表示する」です。
このロールをついている人目線でサーバーを確認できるので、怠らなければぐっとミスが減ります。

PC版

チャンネルのギアマークをクリック


「権限」



スマホ版

チャンネルを長押し→「チャンネルの編集」

「チャンネルの権限」


主要な権限の内容

前提として、選択肢の種類は以下の通り。

チェックマーク:許可
スラッシュマーク:他の権限による
NGマーク:上位の権限で上書しない限り、不可能。

チャンネルを見る

ここをNGにしてあると、チャンネルが見られなくなります。
秘密のチャットを作るときに使います。


メッセージを送信

ここをNGにしてあると、メッセージが送信できなくなります。
「チャンネルを見る」とは別個の設定なので、
チャンネルを見てほしいが書き込んでほしくない!というときには
チャンネルを見るは許可、メッセージを送信はNGにしたりします。

上記2つ以外の設定の使用頻度はごく少ないです。

特定のロールの人にだけ見えるチャンネルを作りたい

これは簡単で、
「@everyone」の「チャンネルを見る」権限をNGに。
そのあと、特定のロールの「チャンネルを見る」権限を許可にすればできます。



Tips:ロールを自動でつけるBot

ロール機能を使ってみると分かりますが、ロールを一つ一つつけるのはかなり面倒です。
ロール付与を自動化してくれるBotを導入すると作業がかなり楽になるかと思います。
解説記事↓
embrabat-report.net




おわりに

これでロールに関する知識は一通りそろうはずです。
あとは実際にやってみてください。

サムネ