ほうこうレポート

ほうようポケモン、こうもりポケモン。

勝手に壁を作っていた| 雷撃#7運営オフレポ

はじめに

風邪を引きました。喉風邪。
強めの倦怠感と軽い咳くらいであんまり症状はないんですが、寝込めるので一応寝込んでいます。
寝込むと暇で色々考え事をしてしまうのと、なんかぼんこふさんもきおすさんも伏見影さんもしんみり調に運営振り返りをしていて。
なんか感化されてしまったので語ります。

罪状:語り2

語り

2026/5/3、2026/5/4。
大田区産業プラザPiO、小展示ホール。
あの場にいる中で、僕は唯一シングル対戦をしていない。
暇つぶしにハイパーボール級にはしてあったけど、準決勝の試合を見ていても試合展開にはあまりピンと来ないくらいにはシングル対戦に詳しくない。

それ自体は別に良かった。
僕が大会運営をする理由は、その界隈にいる面白い人たちと仲良くなること。
それが雷撃である必然性も、シングルの大会である必然性もない。
シングル対戦が好きだ、シングルバトルコミュニティがずっと続いてほしい、と頑張っている周りを見ながら、
そこまでの熱量は注げないなと思っている自分がいた。




顔を出せる場所はたくさんあるが、居場所はない。
それが僕の自分に対する評価だった。
色んな大会に、自分はプレイしていないのに運営としてだけ顔を出してデカいツラしている謎の人間なのだから、当然だと思っていた。
色々な人と喋っていても、肝心のゲーム部分の話についていけないのでどうしても会話に温度差が出る。仲良くなりきらない。
運営メンバーたちとは運営関連の話で盛り上がれるけれど、自分が低い方の熱量の差に、圧倒されることが多い。

僕の目的は悪く言えば大会の場を借りて人漁りをしているのに近い。
労働力を対価にして人脈を得ている雇われ傭兵でしかないという印象を自分に抱いていた。
どんな界隈でも助っ人お手伝いさんとして認識されていると思う。
僕のポケットモンスターの遊び方を考えるとこれを色んな界隈でやるのが一番効率がいい、から雇われ傭兵をしている。
みんながそれぞれ自分のコミュニティに愛着を持って頑張っている中、
1人だけ熱量もないのに雇われとして大会を利用するだけ利用しているのを心の隅で申し訳なく思いながら、いつも大会を運営していた。
申し訳ないはないけど、実際にどこまでも注ぎ込むような熱量はないので、
特に事前準備で請け負う仕事は、ごく最低限になりがちだった。

一応弁解をしておくと、大会運営は純粋に楽しい。
冷徹な一面として人漁りという目的もあるが、それだけではなくて。
自分の助力によって場が作られて、その場でみんなが楽しんでいるのを眺めるというのは嬉しい。
他人との相対位置で自分を定義するタイプの脳構造をしているから、人の役に立っている自分が好きだ。
しかも、自分で言うのもなんだけど大会運営が僕はかなり得意だとも思う。
その場の目標とそのためにやるべきことをすぐに整理して、人を巻き込んで状況を動かす力に僕は優れる。
周りを見て欠けているもの、参加者が必要としているものを探すのもそれなりに得意。
僕がいなかったら遅れていたり混乱が起こっていた大会シーンも幾らかはあったと思う。
だから単に雇われ傭兵としてだけの気持ちとして運営をしているわけではないんだけど。
それでも一面として雇われ傭兵風情がと自分を思っている事実もあった。




そういう事情もあって、今回の雷撃も正直ほとんど作業をしていなかった。
ぼんこふさんもきおすさんもナギクロサナの両名のおかげでと言ってくれているけれど、
仕事量で言えばナギが9で僕は1だと思う。
謙遜に見えるかもしれないけれど本当にそうで、
僕がやったのは、ナギと通話で一緒に作業の分担やシフトを決めたのと、参加者Discordへの文面をちょくと一緒に作ったくらいで僕単独でやった作業はほぼなかった。
今回一番の懸念だった回線系のトラブルも、てるちゃれの情報を流すくらいはしたけど必死になって回線を探したりしたわけではない。
ナギは7thスレッドの内容を全て追って議論し、昼食二次会の店を探して、サブイベや会場図を管理して、回線問題のために解決策を調べ漁り、今回の雷撃のPR活動の方針決定だってしている。
ナギは本当にすごい。
僕とは比べ物にならない熱量を持っているし、大会のPR活動能力を平均程度しか持っていない僕と違って、PR戦略への鋭い嗅覚も持っている。
劣化とまでは言わないけど、シングルの大会運営においてナギの方が種族値が高いのは明らかだと思う。

それに、結局ぼんこふさんは作業をしまくっていた。
ぼんこふさんは司令塔で、僕とナギがヘイラッシャになるべきだったと本当は思うんだけど、
ぼんこふさん管理の作業は十分多かった。
僕がスレッド全部追っていたら何か僕の方で吸収ができたかもしれない。


当日くらい挽回するかと思っていた。
実際忙しいDay1午前はナギを受付に座らせて動けていたのでそれなりには良かった。
単に運良く回線トラブルが無かっただけなんだけど。
睡眠不足もあって、午後はかなり力尽きていたので、最後のDay2への設営をせずに帰った。
Day2は半分くらい受付にいたし、サブイベを回すと言いながらごいたで遊んでいただけだった。
Round2からRound3への移行のあたりくらいはバリュー出せたとは思うけど、くらいで。
何より参加者が困るタイプのミスがあった。
ナギに申し訳が立たなかった。


雷撃は準決勝1戦目までは見ていた。
伏見さんの実況は声もいいし言葉選びが丁寧で聞いていて楽しくなってくる。
でも細かい試合展開がわかるわけではないので、途中で外に出た。
旗の撤収を手伝っていたら、受付では数人がライブ画面の方で準決勝を見ていた。
人が来るかもしれない関係上、運営の誰かは受付に座っていなくてはならない。
準決勝2戦目の不意打ち択のあたりで会場の中から拍手が聞こえてきて、みんな楽しそうだなーと他人事に思った。

シグルドさんと旗を撤収していたら後輩たちが会場で見てえ〜とぼやいていたので、
僕見なくていいから受付やっとく、行ってこい!
と会場を指差した。
みんな嬉しそうに駆けていく。
本当は少しだけ見たかった。
試合内容が分からなくても、雷撃の演出も言葉選びも最高にカッコいい。
まぁでも、僕はシングル界隈の人間ではないので生贄にするなら僕が一番都合がいいと思った。
代わりにシグルドさんに僕の中のポケットモンスターの理想を語り散らかしたりした。

今回の雷撃運営は、なんか雰囲気が良かった。
前の運営二次会は択が完全に分かれていた印象があったけど、今回は途中から各々席を移動して喋っていた。
僕も知っている顔は多かったので運営の中では馴染めていないなんて感じではない。
普通に楽しかった。
だからこそ、甘い汁ばっかり吸っているようでなんだか申し訳ない気持ちに後からなった。



2026/5/6。
雷撃ミッドナイトトークが放送された。
伏見影&ナギTAGTEAMGX、雷撃の功労者の2人。
楽しそうに話しているのを聞いていた。
僕のところにも書いたけど、今回の雷撃は運営していて楽しかった。
そんな話を聞きながら雷撃ミッドナイトトークで話す内容は終わって。

「次誰が喋るんでしょうね?」
と伏見影さん。

まぁ喋りたいけど僕は適任じゃないだろうなーと思っていた。
僕はシングル界隈の人ではないから。
雷撃ミッドナイトトークは雷撃の思想設計の中核を担う部分を話す場で、傭兵の出る幕はないとみんな思っていると思っていた、本気で。


「俺はクロサナくんに喋ってほしいけどね、癖あるから」


ナギが一番に僕を挙げてくれた。
あ、僕って雷撃ミッドナイトトーク出ていいんだ。
伏見影さんも僕の名前が出たことに何にも疑問がなさそうに話が進んでるし。
僕は助っ人お手伝いさんではなくて、雷撃運営の一員として認められているというのが初めて僕視点から明らかになった。
今までどこかに感じていた疎外感が吹き飛ぶのを感じた。
あと、ナギはある程度にせよまだ僕を認めてくれているらしいというのも明らかになった。
僕は呼ばれた時以外に思考リソースは消費していなくてナギばっかり仕事をしていたと思うし、当日ミスったのも僕だったので内心どう思っているか分からなくてずっと申し訳なかった。
それでもある程度は認めてくれていると分かったのも、僕にはすごく嬉しかった。



多分過去の僕は勘違いをしていて、僕はシングル界隈の人ではなくても、もう雷撃運営の人ではあった。
床に就いてから、これまでの4年間を思い出していた。


ポケモンサークルで目の前の大会にがむしゃらに噛みついていた僕に、きおすさんがこみゅリポへ誘ってくれた。
まだ仲良くなかったころにオフの場所を探してDMにきたクリフとちゃんにオフ運営自体は興味があるので〜と話したのがきっかけで、
きおすさんから雷撃#2の運営に誘われた。
運営は楽しいけど、プレイヤーじゃない界隈の手伝いをしていて自分にメリットがあるか分からなくて、最初は雷撃#2を最後に大会運営は終わろうと思っていた。
雷撃#2の実況きおす解説めろの試合を運営という特等席から観戦して、言葉選びと演出に震えた。
雷撃での運営を認められて、プレイヤーでもなかった僕をぼんこふさんがラスチャレの運営に誘ってくれた。
ラスチャレでの繋がりから、色んな人に僕の存在を知ってもらえた。
雷撃#2の時にたまたま会ったはりゃんさんと、ポケモンGOのオフを作り始めた。
雷撃Vでは雷撃のDiscordを大きく改革して、僕がよく使っているフォーラムチャンネルを試運転した。シングル界隈に浸透した。
雷撃Vと雷撃#6を通じて、シングルコミュニティの外の人ともいくつか繋がりを持った。
雷撃から抜けていたナギがサブリーダーとして戻ってきた上で、僕を片腕にしたいと連絡をくれた。
ナギと一緒に進める作業はストレスがなかった。
前日に雷撃の運営で泊まったときは、きおすさんが披露する普通に上手いムーンウォークに爆笑したりした。
ポケモンサークルの後輩たちが運営にいっぱいいて、各々僕が飛ばした指示を素早く聞いてくれた。
受付で雑談するのは初めてのえびさんや初対面のつきのさんと喋っていても、僕の話を面白がって聞いてくれた。
そして、次弾雷撃ミッドナイトトークにも誘われた。
ここまで状況証拠が揃うなら流石に僕でも自信を持って言える。
僕もシングルオフ勢です。

冷静に考えると、プレイヤーじゃなくてもシングルバトルの大会シーンは好きなのかもしれない。
僕の運営の起点になった実況きおす解説めろの試合をもう一度特等席で見られるなら、見たい。
そう思えるなら、端くれだけど僕もシングル勢なのかもしれない。



これも冷静に考えると、全然仕事していなくて申し訳ないって思っていたけどこれも別にそういうもんでもない。
各作業はお互い助け合うもんだし。
僕が助けられていたかは分からないけど、僕が自分から手伝いますよと言わなかったからといって、あいつ全然助けてくれないよなーとか思うような心の弱い人たちじゃないし。
ぼんこふさんもナギも、僕が手伝った場面は僕が必要で、僕が手伝っていない場面は単に僕がいなくても十分回せるだけだったんだと思う。
任せようとしたら任せられる安心感とか、そういうところで貢献はできてたのかな、わからんけど。
2人とも、次はもっと僕にぶん投げて楽してもらっても大丈夫です。




実は、僕が作るのが得意な、僕が好きなオフは、オフ大会ではなくオフ会です。
煌びやかで華々しい舞台よりも、仲間とわいわい遊ぶようなオフの方が好きです。
僕の主催するオフは全てそういうオフです。
カッコよさや煌びやかな舞台への憧れもないわけではないですが、僕にはそういう細部までこだわり詰める力がない。
ポケモン以外のインプットがないからそういうものが作れないんだと分かっていながら、それを甘んじて受容して諦めています。
僕の得意なものを活かすと、オフ大会ではなく交流や体験を楽しむオフ会になる。
幸い僕が好きなものは人との交流で、得意なものは交流できるゆるい雰囲気を作ることで。
得意なものとと好きなものが合致しているから、僕は交流するオフ会を常に意識して作ります。
僕がやる事前準備は最低限。参加者への新規体験や新規交流を促す。交流したい人だけが来てくれればよくて、万人が来たくなるような施策は取らない。

その意味で、雷撃は僕の本領とは真逆の位置になります。
雷撃に参加してもそんなに交流をしないし、シングルバトルはランクバトルでもできるし、何より誰が見てもすごいと思うような舞台演出にこだわります。
僕のオフ理念とは対極の立ち位置にいる存在。
だから、実のところこれまでの雷撃には恩や自分の活躍の場こそ見出していても、無くなってほしくないとまでは思っていませんでした。
雷撃がなくなっても、また大規模シングル大会をやりたい人は現れて、現れたら僕はそれに乗り換えればいいだけだと。

でも今は、雷撃がなくなったら寂しいなと思う。
雷撃が僕の居場所の1つになっている。
みんなが言うシングルバトルを守るという理想とは少しズレるけど、
僕はここまでの煌びやかな演出ができる大会を作り上げてしまえる、「雷撃運営」というコミュニティを守るために頑張ろうかなと思います。
僕の能力は基本平坦なのでやれることは限られているけれど、やれることはやろうかなと少し決意を新たに。
特にきおすさん。
決して手放しに褒められるいい人じゃないです、この人は。
過去の話は諸説あるので置いておくとして、僕が見た話に限定しても人使いは荒いし(←若干治ってきた)、Day1の睡眠不足も半分きおすさんのせいだし。
それでも、今の僕を形作ってくれた人の1人だし、僕のことを面白いとも言ってくれるし、僕が作れないけれど僕が楽しみにしているものを代わりに作ってくれるので。
まだまだきおすさんの背中を守ろうかなと思います。

もちろん僕の強みを考えれば、今後とも他のコミュニティにも色々出張りたい。
シングルに対して具体的に僕の行動が何か変わるわけではないけど、気持ち的には少し変わったかもしれません。







これを言うとよく普段の言動からあまり想像できないと言われますが、素の僕はそんなに自分に自信がないです。
流石にこれだけ運営をしていて褒められていれば、みんな自分が運営として頼りになると思ってくれているのだろう、
という状況証拠が豊富に揃っているから、大会運営に関しては自分に自信を持てているだけ。
状況証拠を覆して自信をなくすほど心は弱くないけど、あんまり自分に自信はなくて、
だから頑張って自信が持てるように日々状況証拠を収集しています。
僕が状況証拠がないと安心できないから、せめて周りにはたくさん状況証拠をあげようと思ってよく人を褒めています。

自分は助っ人お手伝いさんでしかないと思っていたのは、その自分の素の性格が祟ったと思う。
プレイヤーじゃなくても、そのコミュニティが好きなら、実はコミュニティの一員になれる。
勝手に壁を作っていた。

GO以外はプレイヤーではない僕ですが、こんな僕でもよければシングルコミュニティにもっといさせてください。
シングルだけじゃなくて、ダブルもポケカもユナイトもコマスターも。
色んなコミュニティに所属できるところが、僕のポケットモンスターの一番の魅力です。


語り終わってスッキリしたのでポケモンGOに潜ったら初戦がグラエナプクリンでした(憤死)(敗北)。