はじめに
皆さんの前の代で少々活動していました、クロサナと申します。
4年間ポケモンサークルを運営してきて色々と考えたことを、卒業前に出力しておこうと考えて記事を書いています。
全部を読むというよりは、渉外が新しく育つための事典のような意味合いで作っています。
必要なときに必要な項目を参照して下さい。
本記事に含まれることは僕の個人的な推測や考察に基づくものも多く、確実に正しい情報だという意図で書いているものではありません。
古い時代の話ですので、新しい時代には適していない内容も多く含まれると思います。
参考になるものがあるかもしれないから残しておくという意図が強い点にご留意ください。
参考
過去記事です
こっちも読むといいかも。
目次
- はじめに
- 参考
- 目次
- ポケモンサークルにおいて渉外とは?
- 交流会とは
- 交流会運営の流れ
- もっと運営参考記事
- おわりに
ポケモンサークルにおいて渉外とは?
ポケモンサークルにおいて渉外とは、以下のような仕事をこなす人たちです。
- 他のサークルとの交流会の運営
- 全国規模の大会での、サークルの連絡担当者
これを踏まえて、渉外とは
「そのポケモンサークルの顔」
です。
要するに渉外は、他サークル視点でそのポケサーの中で一番名前を知られている人なわけです。
渉外の名前が知れ渡れば、そのサークルの名前もポケサー界に轟きます。
渉外の印象が悪ければ、そのサークルの印象も大きく下がります。
仕事についてはともかく、渉外になることの意味をまず頭に置いておきましょう。
交流会とは
交流会は他のサークルにはあまりないポケサー独自の文化です。
改めて、交流会とは何か。
他大学ポケサーの人と仲良くするためのイベント
です。
- 他大学の人と
- 仲良くなるのが目的
この2つがミソですね。
ポケサーを知らない人に説明するときにはよく「運動部の練習試合みたいなもの」と僕は説明していますが、仲良くなるのが最大の目的なのでやっぱりちょっと違います。
交流会を発生させるには
サークル員が他大と交流できるように動くのが渉外の役目。
たくさん交流会が開けることは、ひとついい渉外の条件だと思います。
ではどう交流会を作ればいいのか。動き方は大きく分けて4種類です。
交流会に誘ってもらう
そりゃ誘ってもらえれば交流会はできます。
誘ってもらうルートは主に3つ。
- 前の代から続いているサークルとの交流会
- 自分が仲良くなった渉外のサークルとの交流会
- ポケサー員なら誰でも参加可能な交流会 / 全国規模の大会の情報をサークルに持ち帰る
顔が広い渉外はそれだけ交流会に誘われる上、ポケサーの大会情報も掴みやすいです。
人脈があればあるほど、たくさん交流会を作れます。
人脈の作り方はまた後で。
交流会を開く
交流会は2種類。
- いくつかのサークルを呼んでの交流会
- ポケサー員なら誰でも参加可能な交流会 / 全国規模の大会
いくつかのサークルを呼ぶ場合は、呼ぶサークルの選定が必要です。
- 仲のいい渉外がいるサークル
- 「明ポケと名ポケでめーめー交流会」みたいなコンセプトのついた交流会
だいたいはこのどっちかです。
基本的には仲のいい渉外のいるサークルと交流することになると思います。
それだけでは交流がある程度限られてしまうので、1回か2回かは新しいサークルと交流をするためにコンセプトを組んでみるといいと思います。
コンセプトの作り方はアイデア次第でなんでもあります。
ポケサーの名前でもいいし、「MARCH交流会」みたいな大学名で決めてもいいし。
代表と渉外がハンネ被りしてたから交流会をした、とかも聞いたことがあります。なんでもいいです。
コンセプトがなくても別に誘っちゃえばいいんですが、会議とかでコンセプトがあると喋りやすし決定がスムーズになります。コンセプトを作る理由はほんとにそれだけ。
交流会がなければ自分で作りましょう。
ポケサーはよっぽどのことをしなければ失敗して怒られるようなところじゃありません。
勇気とノリでやってしまいましょう。
人脈の作り方
友達ってどうやって作ればいいんですか;;って人のための項目。
SNSをきちんと使う
一番手っ取り早い方法です。
ポケサーでは、X / 旧Twitterがかなり発達しています。
人脈が欲しいならまず必須のツール。
普段から投稿したり反応したりしてると、自然と名前を憶えてもらえたりします。
特に企画の拡散力に直結するので、SNSは力です。
積極的にフォローを飛ばして、いいねをして、まずは自分を知ってもらいましょう。
いいSNSの使い方は↓こちら。
kurobasana.hatenadiary.jp
交流会に出る
一番わかりやすい方法。
交流したい人しか来ていないので、誰とでも仲良くなれます。
先輩が立ててくれた交流会とかに出ていると、それだけ知り合いが多くなります。
人脈の基本は、いかにたくさん交流会に参加するかです。
サークル間のものはもちろん、ポケサー員なら誰でもと言っている交流会や大会にも顔を出していきましょう。
ポケサー員のDiscordサーバーに入る
ポケサーではDiscordサーバー文化がかなり発達しています。
ポケモンコンテンツはもちろん、ポケモン以外のコンテンツについてもポケサー員専用サーバーが存在しています。
こういった、ポケサー員なら誰でも入ることができるサーバーは人脈を広げるのに役立つ場所です。
入ってから積極的にボイチャに行ったりすれば、共通の話題もあるのですぐに仲良くなれます。
↓ちょっと情報が古いですが、こんなのもあります。
pokemoncircleunion.hatenablog.com
ポケカ/ユナイトをやる
ちょっとしたライフハック。
ポケモンコンテンツの中でも、ポケカとユナイトは人と喋ることがゲーム上必須です。
その都合かはわかりませんが、ポケカやユナイトをやっている人は比較的人脈が広いイメージがあります。
特にポケカは対面でいろんな人と会うことになるのでおすすめ。
やってないとダメってわけではないんですが、やってるとちょっとお得です。
引継ぎ
ポケモンサークルに永遠に存在する問題が「引継ぎ」
大体のサークルがろくな引継ぎを行っていないと思います。
前に書いた記事で僕は
引継ぎで達成されるべきは同じ行動をしてもらうことではなく、同じ思考をしてもらうことです。
と言っていますが、実際は同じ行動すら伝えていなくて、アカウントのパスワードくらいが引継ぎの相場な気がします。
別にこれは批判しているわけではなくて、仕方のないことだと僕も思っています。
お金や責任みたいな背負っているものもないのに、面倒を手間暇かけて自分がこれから出ていくサークルの見るのはそりゃ面倒です。
なんですが、それだと残された後輩は何のノウハウもなく適当な運営をすることになります。
これはよくない。
この問題は趣味コミュニティである以上、解決は難しいと思っています。
強いてあげるとすれば、解決策は僕のブログです。
いきなりダイレクトマーケティングをしてしまって申し訳ないんですが、僕は本来このためにブログを頑張って書いていました。
僕のブログの記事は全部、ポケモンサークルの運営に関する事典のつもりで作っています。
大体の記事は長くて量があって、とても最初から最後まで読めたものではないと思います。
それでいいんです。
ポケモンサークルの運営で困りごとがある人が、困った項目を探して参照にできるような、そんなブログを目指していました。
このブログのリンクをポンと一つ投げれば、あとは後代が頑張りたいだけ頑張ればいい。
もし頑張りたいと思ったときにノウハウを吸収できる環境がある。
引き継ぐ先輩としても、引き継がれる後輩としても、悪い話ではありません。
こうすることで、手間暇をかけることなく後代にノウハウまで引き継ぐことができます。
もし皆さんがこのブログのおかげで運営が楽になったと思ったことがあれば、ぜひ後代に僕のブログの「ポケサーの後輩たちへ」のタグを共有してあげてください。
交流会運営の流れ
この項目は交流会を開くためのマニュアルだと思ってください。
相手を決めて運営を集める――2~3ヶ月前
まずは交流する相手や、やりたいことを決めます。
相手については上述したとおりで大体3種類。
- 渉外が仲のいいサークルと、通常交流会
- 今まであまり交流がなかったサークルと、通常交流会
- オフラインのコンセプト大会
- オンラインのコンセプト大会
通常交流会の場合は渉外がそのまま運営です。
「ユナイト大会」みたいなコンセプト大会をやるなら、知り合いや運営として知っている人に声をかけましょう。
運営は経験が本当に大切です。運営経験のあるサークル渉外か、もしくはプレイヤー経験が豊富な人のどちらかに当てはまる人を呼ぶと安心です。
日程と場所・企画の概要を決める―1.5~2ヶ月前
運営を集めたら、会議をしましょう。
まずは企画の全体イメージ像をざっくり作ります。
決めることは大体以下の通り。
- 何日に行うか
- ここはもう最初から具体的に日時を指定しましょう。
- 場所を取るにも、告知をするにも、具体的な日時指定が必要なので早めに決める必要がある
- 他の大会との日程被りがないかだけ厳重注意!
- どの時間帯で行うか
- 午前からやるとか、夜やるとか
- オフで午前早くすると、運営も起きるの辛いし遅刻者続出するのでオススメはしません。
- 場所をどうするか
- オフ運営のキモなのでとにかく早く決めるべし。詳しいことは後述します。
- 企画概要を決める
- 今まで参加した交流会を振り返ったり、コンセプトから振り返ったり。
- 大会運営の場合も対戦数や決勝トナメ人数・BO3有無とか、考えるところはままあります。
よくある企画編成
時間帯 | 内容 | 目的 |
---|---|---|
午前 午後一発目 |
クイズ オリエンテーション |
自己紹介ができるものを |
午後 | 特殊ルール企画 | ゲーム本編が多め、運営の工夫ポイント |
午後 | ゲームカードガチバトル フリータイム |
優勝はこの人!の思い出 対戦勢を無視しないこと |
大体こんな感じ。
自己紹介について
冒頭に自己紹介タイムを作る交流会は割と多いです。
別に悪いわけじゃないんですが、ちょっと緊張するし、何より時間を取るのが僕は気になります。
この解決として、僕は「班分けする企画を用意し、班で自己紹介する」というのを採用しがちでした。
全員と仲良くならなくても、少人数とめっちゃ仲良くなれたら交流会の成果としては充分だと思うので、全体自己紹介までしなくてもいいというのが元の考え方。
少人数と仲良くするなら、班分けして協力したりする企画がかなり刺さります。
とはいえ班になっていない人と仲良くなれないという問題はやはりあります。
これを解決しているのが、「申請フォームの一言コメント欄」です。
ここで自分と同じ趣味の人を見つけたら、その人だけまた個別に話しかければ仲良くなれます。
この2つの策で十分だというのが個人的見解です。この辺の意見は分かれるので鵜呑みにはしないでください。
特殊ルールについて
特殊ルール対戦は、ポケモン好きが集まるポケサーの特権!みたいなところは結構あります。
一方で、特殊ルール対戦は適当に作るとバランス崩壊が発生します。
もしやるなら試運転は必須です。
特殊ルールはルールを作る運営とルールの穴を突こうとする参加者のバトル
とまで言われるくらい。試運転までして参加者の視点も作っておくとトラブルなく進行できます。
あとは、特殊ルールは考察量が正義になる場合が多いです。
考察量が正義になってもいい温度感かとか、事前準備がどれくらい重いかとか、ルール外の参加者の気持ちまで考えられるとよいです。
特殊ルール自体はポケサーの一つの魅力ではあるのですが、このように運営は結構難しいです。
運営に慣れないうちは、運営を簡単にする対処をしておいた方がいいかも。
- 特殊ルールを抜いてオリエンテーションその2を入れるとか
- 捕まえたポケモンそのままバトル!みたいな準備不要のものにして、当日ルール発表にするとか(わざマシン禁止したり、準備不要を徹底する工夫は欲しい)
日程に余裕を持たせよう!
予言します。
どうせ運営がもたついて予定よりも時間は押します。
上から目線とかじゃなくて、僕もいつもそうです()
オフだったら決勝戦ができずに場所の時間が来て撤退になってたなとか、ありました。こんなんなったら最悪です。
時間が押してしまうのはもう仕方がないこと。
だったらもたついても問題ないくらい時間に余裕を持っておきましょう。
余った時間はフリータイムにでもしとけばいいので、とにかく余裕を持たせておきましょう。
ゲーム対戦だったら、1戦20分がゲーム時間ですが、1戦30分を予定しておくとか。
企画数が多すぎるなら泣く泣く削るのも大事。やりたいことと安定のバランスが命。
あと細かいところですが、昼休みは1時間15分~1時間半くらいあったほうがいいです。
昼休み1時間でやってる交流会はかなり多いんですが、実際参加すると1時間は結構カツカツです。
1時間の場合、ゆっくりご飯屋選びしてると大体遅刻します。
ここを15分~30分伸ばすだけで、当日ゆっくりご飯屋探しできるのでオススメ。
レクリエーション・サブイベ
仲良くなるのが目的の、しのぎを削らないタイプの企画をいくつか紹介しておきます。
- クイズ
- オーソドックス。誰でも思いつく王道かつ、ありきたりってわけでもない。
- 一方で、ただのクイズは作るのに非常に実力が出る。面白くない時は本当に面白くない。
- もしやるなら参考文献を元にポイントを押さえておいてほしい。
- ビンゴ・ビンゴ企画
- SVビンゴとかGOビンゴとか言わないと
クイズやレクリエーション企画の作り方の参考文献を置いておきます。
過去の主な企画
過去文献載せておきます
告知だけ先にする――なるべく早く!!
日程取りは早い者勝ち!
この前提がある以上、日程の告知は早ければ早いほど得です。
企画内容とかざっくりの曖昧でもいいです。
- 日時
- 会でやること(内容・交流相手など)
- 大体の場所
くらいが決まったら、もうすぐにでも告知をしましょう。
詳細は後日また!でいいです。とにかく最初の告知は早くしましょう。
これだけで、出たい人は日程を確保してくれるし、他の大会は日程被りを避けてくれます。
場所を取る――なるべく早く!!
オフラインの場合一番の難所
とりあえず場所評価の基準を書いておきます。
- 予約を取れる日程がある
- 会場費が安い
- 入れる人数が多すぎず少なすぎずぴったり
- プロジェクターなど、設備を(安く)借りられる
- 会場が綺麗
- 騒いでもいい
- 会場内飲食可能
- 近くにご飯屋が多い
- 駅から近い
この辺りを比較するといいかなと思います。
満たしてれば満たしてるほどいいというだけで、全部必須とかそういうわけではないです。
(他なんかあったら連絡ください、追記します)
会場によっては抽選とかもあるので、こちらも早く動いておけば動いておくほどいいです。
会場費については、参加費の主な使い道になるので重要。
理想的には参加費は500円に収めたい。ワンコインで美しい。
1000円はちょっと高いかな~~~くらいが参加費の値段感覚だと思う。
参加予想人数と参加費・景品費なんかも考えて、会場の値段判断に使いましょう。
会場費を安く抑える方法は3つ。
- 気合と根気のGoogle検索で安いところを探す。
- 先輩から過去の会場を聞く
- 住民割・大学割の効く会場を探す
3つ目は、市民館とかそういうので結構ありがち。しかも結構安くなります。
住んでいる地域と通っている大学がある地域の市民館・区民館などは要調査です。
企画の詳細なルールを詰める――1ヶ月~1ヶ月半前
いわゆる「レギュレーション」というやつです。
面倒でおろそかにしてしまいがちですが、少なからずトラブルの元になります。
例えば「SVだけで再現できるポケモン限定」「過去作禁止」とか。
特殊ルールの場合はやっていいこととやっちゃいけないことを全部書きだしたり。
使えるポケモンを自分たちで全部目を通して、全部書きだしておくと誤解がなかったりします。
当たり前だと思っていることも伝わっていないことがあります。
レギュレーションを全て文章にしておくと「これやっちゃダメだったの!?」みたいなトラブルがかなり減るので大切です。
「詳細なルールを詰める」とは、「レギュレーションを全部文章にすること」です。
その他、特に大会なら事前に準備するものや日程も文章にしておくと参加者に優しいです。
「事前のTonamel参加が必須です!」とか、細かい準備も全部書いておけると完璧。
時間が許せばきちんと試運転までしてルールを決めたいことも考えると、結構時間はかかります。
名札・その他絵や画像が必要なものを準備する――1ヶ月~1ヶ月半前
絵は別になくてもいいんですが、あると華やかだし思い出に残ります。
ほとんどの交流会や大会に必要なのは「名札」です。
名札の絵は運営も参加者もテンションが上がるポイント。
基本的には用意することになると思います。
一部、渉外交流会なんかではTwitterアイコンとハンネを印刷した名札にしたりもしましたが。
大会であれば名札のほかにも、ブログ記事や配信のサムネイル、配信背景なども必要になります。
これらの調達方法は主に2つ。
- ゲーム内の画面スクショ
- ゲーム本編内の写真撮る機能がメジャーですが、New ポケモンスナップもオススメ。
- 絵を描ける人に描いてもらう
- 運営か、サークル員か、知り合いか。
画面スクショならいいんですが、誰かに書いてもらう場合は丁重にお願いすること。
描いたことないと全然わからないんですが、絵を描くのはかなり時間がかかります。
僕自身描ける人ではないので実感ではないんですが、手間と精神力がかかります。
ここを知らずに負担をかけてしまうと、他に運営をする時にまた頼れなくなってしまうのが非常に痛いです。
例えば、こちらから以下の情報を事前に指定してあげると絵描きとしては楽になると思います。
- イメージポケモンの候補
- 大体の構図イメージ画像
- 仮イメージ納期
- 本納期
イメージポケモンの候補については、人によって描くのが苦手なポケモンもあるので、一匹に指定するのはあんまりよくないです。描いてくれる人を尊重しつつ話し合いましょう。
構図イメージについては、完全に指定してくれって人と、描く側から提案しつつ話し合いたいという人がいるので柔軟に。
納期は日まで具体的に、かつ余裕をもったスケジュールで、早めに伝えましょう。
ここで余裕を持ったスケジュールにしてもらうために、冒頭でわざわざ「1ヶ月~1ヶ月半」と書きました。全然もっと早くても全然損はありません。
募集の準備をする――1ヶ月前
企画を立てたら次は募集です。
企画で使うもの準備班と担当分けして進めると、負担が集中しないのでいいと思う。
募集に必要なものは大まかに以下の通り。
- 募集方法
- 大体の場合はGoogleフォーム
- 申請確認用のスプレッドシートなど
- 大会用SNSアカウント
- 個人アカウントで代用してもいいし、必要かは場合による。
- 募集要項
- 初めと締めの挨拶
- 目次
- 開催日時
- 企画内容・詳細レギュレーション
- 会場と会場のアクセス
- 参加費
- 定員
- 申請方法
- 持ち物
- 注意事項(飲食禁止とか)
募集方法について
特にこだわりがなければGoogleフォームかTonamelのような大会管理ツールの2択だと思う。
募集は運営が見るだけでなく参加者が他の参加者は誰かと確認する役割もあることに注意。
大体以下の内容が含まれていればいいと思う。
- ハンネ
- 所属・学年
- 連絡が取れるSNSアカウントなど
- 参加する企画
- 一言コメント
以下デキる運営テクニック
所属学年は選択式にすること
→運営都合で並べ替えるときに、ソートがばっちり決まります。
→表記ゆれがないのもGood(ひよポケとポケ問のすゝめみたいなやつ)
→院1年以上とかを用意して全対応することを忘れずに
参加企画は一つずつ「はい」「いいえ」にすること
→運営都合で並べ替えるときに、参加する人としない人を一括で分けられます。
一言コメント欄を用意しよう!
→参加者視点で、積極的に交流したい人、喋りたくない人が事前にわかる。
→趣味同じ人がいる!参加しよう!を誘発できてよい。
大会用SNSアカウント
サークル間交流会レベルでは当然必要ないです。
サークルを絞らないオフや大会では、あってもいいです。
- 大会に関する情報を見逃しづらい
- 「問題あったらDMしてね」ができる(注1)
- なんか華やか
個人アカウントの個人ツイートと混じらないので、参加者が多い場合は検討してもいい。
注1について
最近のTwitterのアプデで、一方的にフォローしてる人にDMを送るには課金が必要になってしまった。
そのため、大会用SNSアカウントは参加者を全員フォローしなければいけないことに注意。
さらなる追記
誰からでもDMを受け付けるようにする設定があります!!
アカウント作る側がこれをきちんとやっていれば、課金要りません!
これは、DMを解放している人全てにお得な情報なんですが
— クロサナ (@kurosana309637) 2024年7月4日
認証済みじゃないとフォロー外DM送れない問題は、自分で解決できます
設定→プライバシーと安全→DM
より認証済みでなくても自分にDMを送れるようにできるんです!! pic.twitter.com/kHgHJcG1IU
募集要項
募集要項は、できれば交流会レベルでもブログ記事があったほうがいいです。
理由は一つで、見やすいから。
Discordにぽいっと投げるだけだと、長い文章を想定していない作りなので読みづらくなってしまいます。
とはいえブログをかける人が一人もいなかったりするとブログを新しく作るのは負担が大きいです。この辺は負担と相談しましょう。なくてもレギュレーションが伝えられればセーフではあります。
記事を書くに当たっては、見出しや下線、文字の大きさや色くらいは最低限使って見やすくしましょう。
これだけで流し見で拾ってもらえる情報量が無茶苦茶違います。
以下Googleマップを埋め込む簡単なやり方
企画に使うものを準備する――1ヶ月前
企画を立てたら企画が当日できるように準備です。
募集準備班と担当分けして進めると、負担が集中しないのでいいと思う。
使う物というのは、1ヶ月前時点では主にクイズの準備とか。
なので事前に運営で準備するものを採用しないなら特に準備はありません。
クイズの作り方とかは前述したのでそれを参照してください。
本募集をする――2~4週間前
募集の準備が出来たら募集をかけましょう。
ブログなりを出して、SNSで発表したり、サークルサーバー内でメンションをかけたり。
ここで重要になるのが、参加する可能性がある人に覚えておいてもらうこと。
前の記事でも書いたのですが
参加者は運営と違って大会の事を全く覚えていません!
つまり、定期的にこちらから思い出してもらうように働きかける必要があります。
具体的には、大会なら定期的なリツイートは欠かせません。
2日か3日に一回はリツイートをしておきましょう。
ふつうの交流会でも、定期的にツイートをしておくとサークル員が見てくれます。
特に締め切り直前には締切日時と共に何度も投稿しておくといいと思います。
ただし、通知を送るようなリマインドは最低限の回数にしてください。
サーバー内で何度も交流会のメンションが届いたりしたら多少なりうるさく感じます。
このちょっとしたうるさいという気持ちが重なってくると、具体的な理由がなくとも悪印象がついて参加者が減ってしまいます。
発表した当日、締切一週間前、締切前日の3回くらいにしておくといいと思っています。
メンションがなければいいので、主にSNS投稿から回数を稼ぎましょう。
時期については、大会であれば1ヶ月前くらい、交流会であれば2~3週間前くらいがちょうどいいと思います。
遅いのは考える時間が少なくなるので論外ですが、早すぎても期間が空くと参加者が忘れてしまいます。
また、締切については、参加者が決まってからやるべき仕事を先に考えておき、それに合わせて決めるとその後の行動が困りません。
例えば交流会で班分けをする仕事があるなら、3日前くらいに締め切っておいて、残る3日間で班分けを考えるとか。
何人来ても企画的に問題ないなら、前日までを締め切りにするとか。
企画内容に合わせて変えられれば、スムーズな運営ができるはずです。
運営に使う物を準備する――1~2週間前
企画の準備が完全にできたら、当日必要な物のリストアップをします。
こればっかりは内容によるのでこちらからは提示できませんが、大体の大会で必要なものとか、あると便利なものを描いておきます。
- 印刷して切ってある名札
- 名札ケース
- ホワイトボード・ペン ←クイズとかで使う形式なら
- ハサミ・テープなど
- キャプボ・Switchドック
- お金入れ
- 名簿・参加費チェック欄
- 会場関連の事務手続きに必要なもの
ハサミやテープは、なんだかんだ当日必要になったけど持ってる人いねーみたいなことが多発します。
お金入れは忘れて当日代用を考えがちなので、事前に考えておくといい感じ。
ホワイトボードやペンは、インク残量やイレーサーの数にまで注意して用意すると当日困りません。
当日の進行予定を考える――1週間前
これができるのが、デキる運営ってやつです。
当日どういった動きをするのかをきちんとイメージしておくことで、アドリブでの行動が格段に減ります。
よっぽどすごい人でない限りアドリブで適切な行動はできないので、自分が一般人だと思うなら事前準備を厚くしておきましょう。僕は一般人なのでめちゃくちゃ厚くしていました。
経験上とかで自信があるなら全然いいんですが、他の運営にその自信を押し付けないように注意。
具体的には、
- 当日何時に
- 参加者がどういう動きをするのか
- その動きをしてもらうためにどう働きかけるのか
- 間に運営で行う作業はあるか
の4つを全時刻について考えておければ完璧です。
大体当日の予定って言って考えるのが4だと思うんですが、当日たくさんやるのは3です。
3を考えるために1,2を考える、みたいなイメージ。
例
- 当日人が集まったら
- 参加者に班に分かれてもらう
- こちらで班を分けたので、班分けの紙を張り出して各自見てもらう
- クイズを始めるために、スライドを写す準備をする
- 昼休みが終わったら
- 参加者は対戦企画を始めるために席についてもらう
- 席はTonamelの卓番号に従ってもらうように言う
- 事前にTonamelに参加するように呼び掛ける必要がある
こういう感じ。
特に3番を考えていなくて、当日どうしようかって言ってることがかなり多い印象があります。
これをスムーズにできると、かっこいい。
運営の誰がこれを担当するか、まで決めておくとよりスムーズ。
細かい注意点として僕が気を付けていることが一つ。
指示をされていない人が一人も出ないように心がけること
3大参加者がどうしていいかわからなくて困る状況
- 遅刻してきたが、運営が対応してくれない
- 遅刻者対応ができるように暇な運営を一人作っておく
- 対戦企画に参加しなかったが、その間どこにいればいいのかわからない
- 使う机を指定するときに、「フリーの人はここを使って下さい」もきちんと言うこと
- 対戦が終わったあとどうすればいいのかわからない
- 結果報告に来てとか、全ての卓が終わるまで待っていてくださいとか、何かしら指示を出す
ここまで気を遣ってあげられるようになると運営として本当に強いと思う。
二次会を予約しておく――1週間前
これ関係ある?って思った人も少なくないと思います。
いや、別にやらなくてもいいんです。僕も別に二次会がめちゃくちゃ好きとかではないです。
お店とか全然知らないし。
ただ、経験上二次会が一番人と仲良くなるチャンスです。
運営の話、参加者の話などで話題の種が尽きないので、話題を発見しづらくて友達があまりできていないみたいな人も喋りやすいのがポイント。
運営同士でも、他の参加者とでも何でもいいんですが、何かセットしておくと人脈を広げる一手になると思います。
参加者視点でも、最後の二次会が楽しかったらまた交流会来ようかなと思ってくれるので、結局二次会は強い。
前日リマインドをする――1日前
前日昼くらいにリマインド通知を送るのはめちゃくちゃ大事です!!!
先ほども言ったように、参加者は大会の事を全然覚えていません。
前日夜まで忘れてた、とか全然あります。
なので必ず前日に「持ち物」「集合日時」「諸注意」をきちんと通知付きの手段で送ること。
これだけで遅刻者とか忘れものとか、格段に減ります。
遅刻や忘れ物は基本的に参加者が悪いんですが、こういったことをしていなければ運営にも非があります。
当日の運営
ここまでくれば、あとは今まで準備してきたことを出すだけ。
当日に僕が注意していることは主に2つ。
参加者への現状報告を徹底する
参加者視点で当日一番ストレスなのは
何の待ち時間なのか分からないこと
だと僕は思っています。
当日、例えばプロジェクターが映らないみたいなトラブルはよく起こります。
トラブルが起こるのはしょうがない。それは参加者も分かっています。
こういう時に一言「プロジェクターが映らないので直します待っててください」と言うだけで、参加者は何が起こっているのかを理解できます。
それなら仕方がないねと怒らずに待っていてくれるはず。
時間がかかりそうなことが分かっていれば、その間にトイレを済ませたりできるかもしれない。
参加者にとっても、情報がないときより時間を有効に使えます。
トラブルに限らず、「今運営はこういうことをしています」と参加者に報告することが参加者を困らせないためのコツです。
ハイテンションを押し付けて感染させる
例えば同じクイズの進行でも
「じゃあ第一問行きます」
「それじゃあ第一問いってみよー!」
だったら、絶対に下のテンションが高い方が会場が盛り上がります。
こういう風に運営から高いテンションを押し付けていくと、参加者もつられてテンションが高くなります。
テンションが高い方が楽しく感じやすいので、参加したあと楽しかったと思ってもらいやすくなるはず。
こうやって参加者のテンションをコントロールするのも、一つ楽しんでもらうためのコツです。
なので運営をする時は
- オーバーリアクション
- でかい声
- 手を高く挙げる
- ボケとツッコミ
辺りをかなり心がけています。
僕がよくやる例
「は????解答速すぎるだろ!!!!!!」
「だいさんもーん!!!いぇーい!!!」(3の指作った手を高く挙げる)
「ふざけた解答気に入ったから部分点!!!!!!!!」
人それぞれのキャラがあるので、行動自体に正解はないのですが。
とにかく運営で一人でも楽しそうにしてるやつがいると全体の雰囲気がよくなります。
他の運営に働きかけなくても、自分一人でもキャリーできるのでやってみてください。
おわりに
冒頭や中盤にも書きましたが、この記事は、ポケモンサークルの運営に関する事典のつもりで作っています。
今回の記事も本当に長かったと思います。全然今全部読む必要はありません。
必要に応じて、「交流会の運営は今の時期にやったほうがいいことあるかな?」とか「当日楽しく盛り上げるコツないかな」とか、適宜ほしいところを参照してもらえたなら、この記事には価値があります。
渉外の引継ぎを楽にするという意味で、もしよかったらこの記事を使って渉外の引継ぎをやってください。
これからもポケモンサークルが盛り上がっていくことを願っています。