ほうこうレポート

ほうようポケモン、こうもりポケモン。

【闘争心カップ】キミがぶさいくでよかった

はじめに


性格の悪いイケメン・美女と、性格のいいぶさいくならどっちを取る?
こんな二項対立を、一度は見たことがあるだろう。

感性は人による。
顔がよければ多少は性格が悪くても許せちゃうな。
一緒に暮らすのなら、性格がよくないと疲れちゃうよ。
は? 顔も性格もいい相手をよこせや。
色々な考え方があると思う。

しかし。

少なくともポケモンGOにおいては


ぶさいくが正義だ。



バルジーナってかわいい枠でいい……よね?


闘争心カップ――開幕

醜いもので、ニンゲンは争わずには生きていけない。
古来より人間は戦争を繰り返してきた。
しかしそれは、他者を排除しても自分自身が生存しようという、生物として極めて自然な行動である。
闘争本能は原初より存在するニンゲンの生物としての証明なのである。
争いは悲しみしか生まない。
しかし、闘争本能を否定することはニンゲンが生物であることを忘れることにつながるのである……。


ナイアンティック社は、そんな思いを込めて
「闘争心カップ」を設立した。



参加できるポケモンは、
「エスパー・あく・かくとうタイプを持つポケモン」

いったいどこがどんな風に闘争心なのか教えてくれナイアン。

一応公式上は、エスパー・あく・かくとうでタイプ的に三すくみだ!闘争をしよう!みたいなことが書かれていた気がするが、そんなんで闘争を名乗らないでほしい。
というか、三すくみであればくさほのおみずでやったほうがずっと健全。
エレメントカップはあるのに。

つよいぽけもん

あくタイプ7匹、エスパータイプ3匹、かくとうタイプ0匹

それもそのはず。
上位10体の中に弱点がつけるポケモンは3体だけ。
どれもフェアリーで殴ったらしぬポケモンたち。
に対して、不利なのはバルジとフェアリー軍団。
タイプ的にはフェアリーを使えばいいのに、そのフェアリーに弱い、それがかくとうタイプ。よわい。



かくしてかくとうが排除され、エスパー・あく環境となった中で、生き残ったポケモンは数種類。

  1. 数値の悪タイプ
    • フェアリーに弱いが、数値が高かったり、別タイプの技で他の悪タイプに強かったり。
  2. 毒複合の悪タイプ
    • フェアリー殺害部隊
  3. フェアリータイプ
    • 悪殺害部隊
  4. 例外
    • ネンドール:地面技によって毒を抹殺する。あと普通に硬くて火力が高い。異常。

基本的な3すくみは、悪、毒、妖で回っていく。

が、別に劇的に毒タイプが悪に弱いわけでもないし、フェアリーも毒にはなんだかんだ手痛いダメージを負わせられる。フェアリー→悪ははっきり不利対面だが、シールド必須なことも多々。
全体としてかなり弱い三すくみなので、相性はプレイングで十分ひっくり返るのがこのリーグ。

まぁ要するにフェアリー族の甘えるによる瞬間超火力に怯えながら生きることになる。つらい。

そうだ、アローララッタを使おう

で、こいつの話。


TOP10にもいないこいつになぜ目をつけたかというと

普通にただただ強いから。

ポケモンGOの民以外(なんなら別にGBL勢でも)「ラッタが強い」という事象に違和感はあると思うのだが、

GBLのラッタは「単にフィジカルがすごいポケモン」である。
特に面白い強さがあるわけでなく、純粋な実力派のポケモン。

  • 硬い
    • 環境にいないポケモンも含めて、11番目の耐久力。環境でよく見るポケモンなら3番目に耐久が高い。
  • 火力がそこそこ高い
    • でんこうせっかは威力5チャージ8と、中の上くらいの技。
    • 「ひっさつまえば」が威力80ゲージ50と、中の中くらいの技。
    • 環境にゴーストも岩も鋼もいないので、通りがよい。
    • ポケモンGOにおいて耐久が高いポケモンは技性能が絞られがちなので、まぁまぁ、それなりに、強いね。

じゃあなんでわざわざこんな記事を書くほどこのポケモンが好きかというと


アローララッタ。衝撃の顔面。

アローララッタというポケモン、

顔がぶっっっっさいくなのである!!!!!


みてほしい。この顔を。
ぶさいく。どこをどうとっても。
芸術的なまでにぶさいく。
ぶさかわってこういうことなんだって人生で初めて納得した。


ポケモンGOというゲームはシステム上、スペシャルアタックの時にポケモンがアップになる。

つまり

1試合に3回くらいスマホの画面が↓これになるのである!!!


最初はなんの気持ちもなかったんだけど、ぶさいくさに気づいてから毎試合爆笑しながらGBLをしていた。
当然ながら堅実に強いので、顔と性能のギャップが凄すぎる。
あまりに楽しすぎて闘争心カップはほぼ毎日25戦潜り切ったと思う。


まさかアローララッタをデザインした人も、顔がぶさいくすぎて対戦のモチベが爆上がりするなんて事象は想定していなかっただろうに。

アローララッタ、キミがぶさいくでよかった。


↓アローララッタを楽しんでいる様子





余談:構築

使った構築はこれ。



ネンドール悪悪。
毒悪悪が悪ギミックの基本だとは思うけど、毒が案外サーナイトに有利取ってないので悪くなかったと思う。
悪の中でもバルジラッタはサーナイトに抗える方なのもよく、ネンドールであらかた削ってからバルジでトドメ、とかもかなりあった。

全体として多い毒枠に全員が強めで、にもかかわらず一貫ポケモンがいない点が高評価。
1技が強いというのは、本当にえらいこと。
ラッタが本当に強く、引先としてよく活躍してくれた。
バルジ対策に同じ悪のアクジキングをぶん投げるとかも割とあったけど、ラッタはアクジキにもちゃんといい勝負してくれる。