はじめに|課金について
Discordは無料で十二分に活用できますが、課金制度も存在しています。
それがDiscord Nitroです。
少なくない値段の課金ですので、購入を迷っている方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、実際に無料のまま4年間使い倒して困ったことなどを元に、
Discord Nitroの機能をいくつかに分類して解説していきます。
目次
- はじめに|課金について
- 目次
- 関連記事
- 料金体系
- Nitroって要るの?
- 「Nitro」の追加機能・効果一覧
- 性能アップ系
- アクティビティ強化系
- プロフィールカスタマイズ系
- サーバーブースト
- おわりに
- 関連記事
- 参考記事
- 他にもおすすめのDiscord機能!
料金体系
買うかを決めるにしても、まずは値段がわからないと仕方がない。
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | 月額1050円 | 月額350円 |
Nitroまで行くとちょっとお高めでしょうか。
参考までに、YouTube Premiumが月額1280円です。
これを踏まえたうえで、ここからの内容を見ていきましょう。
注意
この情報は2024年9月26日現在のものです。
未来に値段が上がる下がるなどする可能性がありますのでご留意ください。
値段の調べ方
ご覧になっている今の値段の調べ方をお伝えします。
というのも、為替の関係で現地貨幣での値段を変えることもあるらしく。
Discord公式サイトの方では一切見ることができませんでした。
確認方法としては
Discordの「設定」を開きます。
「Nitro」の項目を見ると、書いてあるはずです
Nitroって要るの?
まずは結論からいきましょう。
ここは案件もなにもない個人ブログなので好きなことを書くんですが、
僕は
普通の人にはDiscordに課金は要らない
と思っています。
課金で解禁される多くの機能は、普通にDiscordを使う限り何にも困りません。
例えば僕は現状サーバー数上限に引っかかって少々苦しい思いをしていますが、それも使い終わったサーバーを抜けたりすれば困りませんし。
ディスコの画面を配信で使うとか、サーバーごとにプロフィールを分けるやつがやりたい人なんかは買って損しないとは思いますが。
つまり、
なにか特定の機能を目的としてNitroを買う分には決して悪いサブスクではありません。
ただし、目的もなく買っても有用になることは少ないと思います。
そういう意味で、普通の人にNitroは要りません。
絶対に必要だという強い意志を持っている人だけが買いましょう。
この前提の上で、ここからの機能紹介を見てみてください。
「Nitro」の追加機能・効果一覧
それでは、内容を解説していきます。
追加機能はかなり量があるので、いくつかのカテゴリーに分けて説明していこうと思います。
このカテゴリーは非公式です。僕が今勝手に分けました。
- 性能アップ系
- Discordのツールとしての性能が上がるやつ。
- アクティビティ強化系
- Discord上で活動するときにできることが増えるやつ。
- プロフィール強化系
- 自分のプロフィール欄を彩るやつです。
- サーバーブースト
- 強化系ではあるのですが、ちょっと特殊なので別枠で。
性能アップ系
まずは多くの人が気にしているであろう、性能向上系のお話。
体感まで含めてお話しします。
サーバー参加可能数アップ
種類 | Nitro | NitroBasic | 通常 |
---|---|---|---|
料金 | 200個 | 100個 | 100個 |
管理者タイプのヘビーユーザーには大変助かる性能向上。
100個も入るサーバーなくない?という話は尤もなんですが、
イベント企画とかでサーバーを立てたあと、せっかくの繋がりだし残しておきたいな……とかやってると案外上限に到達してしまいます。
僕自身がそうなのですが、管理に手慣れるとサーバーを新しく建てることに躊躇がなくなるので、どかどか乱立してしまうのがよくない。
逆に管理者までやらないのであれば、
無料分の100個の上限に行くことはまずないです。
一投稿の文字数アップ
種類 | Nitro | NitroBasic | 通常 |
---|---|---|---|
料金 | 4000文字 | 2000文字 | 2000文字 |
地味。でもあると嬉しい場面は確かにある。要らないといえば、いらない。
普通に生きてて2000字も一息に書き込まないんですよね。
分割してすぐに送ればぱっと見わからないし。
2000字上限でちょっと困ったのは、
・イベントを開催するときに、事務連絡がいっぱいあったとき。
・小説を書いているので、人に見せようとして送ったとき。
・いたずらで長文を送り付けるとき
くらい。
他二つはともかく、イベントの事務連絡では結構困ったかも。
あとは、ChatGPT の文章コピペして人に伝えるときとかは困るかも?
まぁ4000字でも困るときは困るので、気休め程度。
送るファイルのサイズ上限アップ
種類 | Nitro | NitroBasic | 通常 |
---|---|---|---|
料金 | 500MB | 50MB | 10MB |
神機能嬉しい。最高。
無料分の10MBというのはいい塩梅で、ちょっと画像送る程度の暮らしならそこまで問題にはなりません。
実際に公式も、99%のユーザーは10MB以下で大丈夫だったのでこの基準です、と明言しています。
なんですが、普通じゃない暮らしをしていると10MBじゃ到底足りません。
例えば動画を送ろうとしたら、1分程度のものが限界です。
ちょっとでかいデータも10MBに達するものはままあります。
これが上限50MB、ないし500MBになるのは革命的。
Discordで何かしようとしている人にとってはかなり便利に使えます。
おすすめ。
配信解像度アップ
種類 | Nitro | NitroBasic | 通常 |
---|---|---|---|
料金 | 3840 × 2160 - 60fps | 1280×720 - 30fps | 1280×720 - 30fps |
変な使い方をすると、必要。
Nitroにすると、自分が画面配信をしたときの画質として、4Kを選べるようになります。
4Kはやりすぎだろって気持ちにもならんでもない。
もちろんNitroを使ってもあえて画質を下げることはできるのでご心配なく。
多分外出先で4K配信をしたり、見たりすると通信量がすごいことになるので。
とはいえ、基本的には無料の画質で別に困りません。
無料の720pでも、スマホなら十分高画質だし、PCでも決して画質が悪いと感じるほどではありません。
多分これが必要になるのは
Discordの画面を元に配信や企画をするとき。
例えば僕がやったイベントだと、決勝では参加者の人に画面を共有してもらって、それをキャプチャしてYouTubeに乗せたりしました。
こういうことをするときには無料だとちょっと画質に不満が残ります。
後述しますが、サーバーブーストをサーバーにかけると、そのサーバー限定で無料の人でも1920×1080(1080p)の解像度で配信できます。
720pが低画質だとは思いませんが、
1080pになると「あっ画質変わったな」と体感できる程度には違います。
アクティビティ強化系
Discordでの活動に幅が出るやつです。
どこでもカスタム絵文字
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | 〇 | 〇 |
「カスタム絵文字」というのは、サーバー内でユーザーが自由に設定できる絵文字です。
例えばデフォルトではポケモンのスタンプなんてあるわけありませんが、
ポケモンのスタンプを作ったりすることができるわけです。
で、これは普段そのサーバー上でしか使えません。
他のサーバーには持ち込めないわけですね。
それができるようになります。
あるのサーバーのカスタム絵文字を別のサーバーで使うことができる、という機能です。
欲しい人は欲しいかも……?
自分が使いたいスタンプを登録しておく自分専用サーバー
とか作ってぶいぶい言わせることもできるかもしれない。
あったからといって特別に得ではありませんが、便利な使い方はいろいろできるかも。
スーパーリアクション
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | O | X |
Discordではほかの人の書き込みにリアクションとしてスタンプを付けられます。
多分ご存じでしょう。
スーパーリアクションは、
このスタンプが光り輝いて動くエフェクトがつく
というやつ。
面白いけど、これ目的で買うことはないかな?
詳しくはこちら。
どこでもサウンドボード
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | O | X |
そもそもサウンドボードを使ってる人を見たことがない。本当に。
サウンドボードというのは、
ボイチャで会話中に流せるSEみたいなやつです。
例えば、ピカチュウの鳴き声を登録しておいたとしましょう。
ボイスチャットで人と話しているときに、ふとサウンドボードを開いて、ピカチュウを選択すると
「ぴっかー!」
とボイスチャットに流れるわけです。
登録のために短い音源を用意するのが面倒なのが、誰もやってない原因だと思う。
で、これがそのサーバーに登録されていない音でも鳴らせるよ、というやつ。
一歩間違えばただの荒らしなのでうーむ。
サウンドボード自体は身内ノリで色々出来て結構面白いです。
プロフィールカスタマイズ系
自分のプロフィールとかを飾るやつ。
実用面では何もないけど、楽しい。
プロフィールアップグレード
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | O | X |
好きな人は好きだと思う。
機能一覧
- アイコン画像をGIFにできる
- アイコンの周りに枠がつけられる
- プロフィールにエフェクトを付けられる
- 自己紹介欄にオリジナル絵文字を使える
- 自己紹介欄のバナーにGIF画像を使える
- プロフィールのテーマカラーを決められる
枠とかそういうのはきれいなのでいいんですが、プロフィールエフェクトだけはやめてほしい。
プロフィール欄開いたらいきなり爆発のエフェクトが出たりするの、意味が分からない。
なんと一瞬文章とかを隠しやがるのでうーん微妙という感じ。
詳細はこちらを参照
サーバープロフィール
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | O | X |
ほしい人にとっては喉から手が出るほど欲しいかも。
なんと
サーバーごとに別のアイコンやプロフィールを設定できます
例えば、Twitterで知り合った人と話すためにDiscord作ったけど、リア友からも別のサーバーに誘われちゃった、とか。
例えば、こっちのサーバーではかわいいアイコンにしてるけど、重度オタク名の隠してるから別のサーバーでは見せたくない、とか。
アカウントを分けようにも、PC版ならともかくスマホ版はまだ簡単なアカウント切り替えは実装されていません。
こういった場合にすっと沁みる機能です。
詳細はこちら
カスタムビデオバックグラウンド
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | O | O |
Zoomの背景って変えられるじゃないですか。
いい感じに自分の姿を切り取って、その他は自分で設定した画像にできるやつ。
あれができるようになります。
ディスコでカメラつけることあんまりないかもしれないけど。
カラーテーマ
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | O | X |
「ライトテーマ」だとディスコの画面が全体的に白くなって、
「ダークテーマ」だとディスコの画面が全体的に黒くなる。
というところまでは無料版でも使えるんですが、
それ以外の色も選べます、というのがNitro課金の機能。
ゆめかわパステルカラーなDiscordなどが誕生します。
カスタムアプリアイコン
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | O | O |
Nitro/Basicだと、アプリのアイコンが変えられます。
↓これ。
ディスコ側から自分で選んだ画像とかに変えることはできませんが、色とか雰囲気が変わったアイコンが選べます。
↓変えられるアイコン一覧
Nitroバッジ
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | O | O |
課金者だぞって表してるバッジが名前の横につきます。
そうか。
スペシャルショップ
種類 | Nitro | NitroBasic |
---|---|---|
料金 | O | X |
プロフィールのところで説明した「枠」「エフェクト」を買うのがスペシャルショップなんですが、
Nitro割引があります。
どっちにしろ買うのに課金が必要なんですけどね。
詳しくはこちら。
support.discord.com
サーバーブースト
特殊なので別枠で。
これがDiscordの課金をちょっとわかりづらくしている原因な気がします。
Nitroとサーバーブーストの違い
Discordへの課金は2種類あって、
Nitro:自分のアカウントがパワーアップする
サーバーブースト:入っているサーバーがパワーアップする
サーバーブーストは、サーバーにいるみんなでブースト持ち寄って、どんどんパワーアップしよう!というもので、
Nitroの恩恵は自分だけ、みたいな感じです。
で、Nitro加入特典でもサーバーブースト権が2つもらえる。
Nitroに入ると、自分が入っているサーバーどれかを強化できる権利が与えられるわけです。
ありがちなのが、「サーバーブーストの機能が欲しいからNitroを買った」というやつ。
サーバーブーストは単品でも買えるので、
Nitroの機能が全くいらない場合は無駄になってしまいます。
おわりに
こう考えると、Discordって無料で申し分ない性能をしているんですよね。
通常使用の範囲なら性能の上限にはまずいかないし、上限に行っても十分に代替措置がとれる。
さりとて課金にはきちんとメリットがあるので、Discordくんはすごい。
参考記事
他にもおすすめのDiscord機能!
CarlBot
言わずと知れた有名な多機能管理Bot。
当ブログではそのうち、ロールを管理者が管理しなくてもよくなる
「リアクションロール」と呼ばれる機能の解説をしています。
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リマインダーBot
予約投稿をしてくれる。
とても便利です。
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サーバーテンプレート機能
サーバーをまるごとコピーできます。
いくつもサーバーを作る人にとって覚えておいて損のない知識です!
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