ほうこうレポート

ほうようポケモン、こうもりポケモン。

【中級者への道】GBL基本テクニック集ー破【ポケモンGO】



はじめに

ポケモンGOの対戦って連打するだけのゲームに見えるじゃないですか。
違うんですよ、という記事2。

最近ポケモンGOを周りが始めることが多くなったので、ポケモンGO対戦の面白い部分を知ってもらおうということで書きました。
あの連打してるだけのシンプルで地味な風貌からは想像もつかないくらいに奥深い戦いをくりひろげることができるんです。

今回は中級編。
だいぶポケモンGOの対戦にも慣れてきたけどね~という人へ向けて、さらに勝ちを拾うためのステップアップ。




前回・次回記事

初心者編

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上級者編

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Lv2:技の暗記と回数カウント

前の記事で、ゲージ技のタイミングは厳密に決められていると書きました。
つまり、上級者同士の対戦では、
お互いがいまどれだけゲージをためているかを全て把握しているわけです。

完全把握までとは言わずとも、ちょっとくらい覚えておけるとシールドの攻防に有利に立てます。

例えばマリルリ先生。
メジャーな技は、あわ ー れいとうビーム・じゃれつく
です。
あわのチャージは1発11。
れいとうビームの消費は55。
じゃれつくの消費は60。


ん?あわ5回でゲージ技を使ってきたぞ。
これはじゃれつくの消費量まで溜まっていない。
れいとうビームならシールドは使わなくていいな。

ということができる。

しかしチャージ量11だから、11・22・33と簡単に計算できていますが、
例えば13とかだと、13・26・39・52・65・78……
1秒足らずで計算するには訳が分からん。

現実的には

  • 1:それぞれのポケモンのメジャーな通常技とゲージ技を覚える
  • 2:「その技同士で、わざ何回でこの技がとんでくる」というのをそのポケモンに関する知識として覚える

という手法がよくとられています。
ドラピオンは「どくばり、アクアテール、かみくだく」がメジャーですが、
どくばりからのかみくだくは5発という覚え方をしてもいいですし、
ドラピオンのわざ5回はかみくだく、と覚えることもよい。
完璧ではなくても、9割がたはこれでなんとかなります。
最大ランクのLEGEND到達してる人でもこの暗記方法の人は多いです。


実際に、後者の覚え方はそれを助けるツールが作られていたりします。
↓こんな画像が作れる


このサイト。
pokemongo-get.com


まとめ
どのポケモンがどのわざを使うか覚えたほうがよい。




Lv3:CCT

ポケモンGO対戦の動画とかを見てると、「CCT」とか「差し込み」って単語を聞くこともあるはず。

このCCTというのは、
「限られたターンを最大限効率的に使うためのゲージ技の発動タイミング
のことです。
Cycle Control Tacticsの略らしい。わざのサイクルを管理する。なるほど。



ゲージ技を発動したときに、相手の最後の攻撃のモーションが見えますよね。

これ。


4ターンの通常技、ねんりきを例に挙げて考えてみるとしましょう。

相手ががねんりき、4ターン技を発動している最中の、


1ターン目にこちらがゲージ技を打った場合と



3ターン目にこちらがゲージ技を打った場合。



それぞれどうなるかというと、どちらもねんりき一発分のダメージがこちらのポケモンに入ります。もちろん相手のチャージも。

でも、1ターン目と3ターン目って、2ターンの差があります

じゃあ、
本来ねんりきの1ターン目でゲージ技が溜まっているけれど、
ぐっと我慢して2ターンの通常技を1回挟んで、
3ターン目にこちらがゲージ技を打ったら。


相手にとっては、同じくねんりき1回を打つ間に、
こちらは、
「ゲージ技を一発」だったのが、
「通常技1発とゲージ技を1発」
に変わっています。
こちらは2ターン技1回分得をしていますよね。

このおまけをつけるテクニックが、CCTです。


具体例を見ていきましょう。
ドラピオンVSファイアローの場面。



ドラピオンがかみくだくを即撃ちすると、こんな感じ。

どくばり5+かみくだく1 = やきつくす3
となっています。
こちらはどくばり5発で10ターン、かみくだく1発で1ターン、計11ターン分の行動をしていますが、
相手は5ターン技のやきつくすが3発で、15ターン分の行動をしています。
なんか損してますね。



ここでドラピオンがCCTを使いましょう。

こちらはどくばり7発で14ターン、かみくだく1発で1ターン、計15ターン分の行動をしていますが、
相手は5ターン技のやきつくすが3発で、15ターン分の行動をしています。
これで釣り合った、というわけ。

ゲージ技のターン+1をしてちょうど相手の消費ターンと同じになるタイミングで打つと、最高効率なわけです。

実際には

いつでもCCTを使った方がいいかというと、そういうわけでもないです。
例えば、上の例ではファイアローがやきつくすを3発撃つ前提でした。
しかし、ファイアローが事前にゲージを他のところで溜めていて、
やきつくす2発で相手のゲージ技が溜まる状況だったら?
悠長に7回打とうとしたら、先にそらをとぶが飛んできて負けます。(同発の話は一旦置いといて)


CCTは悠長できるとき限定のテクニックなので、意識しすぎてもよくないです。
相手の技回数が何となくでもわかるようになってからじゃないと、無駄に負けます。ご注意。

難しすぎるでしょ

いや、いきなり言われても無理です。
ただでさえ0.5秒1ターンで忙しいのに、せこせこ技何回でゲージ発動とか数えてられねえわ。

なので、最初は
相手が5ターンわざと4ターンわざの時だけ
意識してみてください。

どちらかがゲージ技を打った後、通常技がよーいドン。
こちらのゲージはもう溜まってる。
ここで即撃ちしないで、冷静にわざを1回挟んで、おまけをつけてから発動。

やきつくすとか、ねんりきとか、やけにモーションが長い技の時には、1回余分に通常技を挟む。
まずはここからで十分です。

あと、ターン数が1つ違いのやつはわかりやすいですよね。
こちらが2ターンわざ、相手が3ターン技の時なんかは
2+1=3なので、2ターン技一回分余裕があることが分かります。


この辺をたまーに使って慣れていくと、そのうちできるようになってくるはず。


CCTに関する詳しい解説はにゃんかけさんの記事↓をご覧くださいませ。
note.com



まとめ
ゲージ技の前に通常技を1発おまけできるときがあるかも。





Lv3:ゲージ技のブラフ

ここまではポケモンGO対戦のベース部分の話でしたが、ここからが戦略・駆け引きの話。

前回記事で「シールドは2枚しかないから、相手が大技を使ってくるときに使おう」
というお話をしました。

ここで悪い人はこう考える。
「大技怖いだろ? 匂わせて相手にシールド使わせておいて、実際は軽い技でゲージ節約しちゃお」

これがブラフ。
もう相手が弱点技怖くて仕方がない、張っちゃうというときに、ゲージ消費の軽い技を打つことで、
例えば節約したゲージでもう一回技をうてるかもしれない。
これがポケモンGOの駆け引きその1。

ゲージ消費量が少ない技を覚えることは、これができる関係で見た目以上に強いことがある。
重い技しかないポケモンはこの立ち回りがそもそも封じられますからね。

こうやって自分のポケモンの消耗を削減していくことで、初手の出し負けから勝ちを拾える可能性のもぐっと上がります。

実際は

張ってほしいな~と思って変にブラフしたけど相手が張ってこなかった。しょぼん。
で、そのまま負ける。
ということも往々にしてあります。
相手は今出ているポケモンを捨て気味に動かして、後ろのポケモンを通そうと考えているかもしれない。
相手がいつでも大技を怖がっているわけではない。

そのため、できればブラフはせず素直に技を打つ方がいいことも多いです。
見方を変えれば、大技を受けるか大事なシールドを消費するかの選択を迫っているとも取れるので。
僕もブラフ覚えたての時期は、とりあえずブラフ振っては相手と会話できていなくて受けられる、負けブラフをよくやってしまってました。
ブラフはリターンも大きいですが、もちろんハイリスクであることを忘れてはいけない。
テクニックを紹介しといてなんですが、適切な場面で使わないと負けが増えます。注意。


まとめ
ブラフによるシールド消費はハイリスクハイリターン




Lv3:交代受け

GBLやっていたら一度は遭遇したことがあるでしょう。
効果抜群のわざを打つピッタリのタイミングで、効果今一つのポケモンに交代された!!!!
もう最悪な気持ち。

これも技を数えていれば駆け引き次第で成功します。
むしろ、技を数えることの目的の一つが交代受けです。

技を数えた上で、相手の抜群技が溜まるピッタリのタイミングで交代すればよいのです。




こう。

このようにして相手のゲージを無駄にさせることで、出し負けからもなんとか勝ちをもぎ取れたりします。
もっとも、相手もわかっているからそこで技を打たずにタイミングをずらしてたりもするわけですが。

交代受け成功のコツ

  • 1枚はシールド張り合って、相手の技を打つ癖をみて2回目に交代受け
  • あとは、お互いにゲージ技が溜まるので相手がテンポずらす余裕がない時に交代受け
  • 最終局面で相手も勝ちを掴むため焦っているときの逆転交代受け

この辺りは比較的交代受けが決まりやすいとされます。
まぁ結局駆け引きなので正解はないですが。
できれば、こういう成功率が高いタイミング以外での意味の分からない交代受けはしない得です。
交代受けという行為自体は、相手に後出しじゃんけんを譲る形にもなります(次回記事で詳しく)。
決まるかわからないというだけでなく、決まったとしても不利状況が続くかもしれないハイリスクハイリターンな戦略です。

まとめ
技を数えたら交代受けできるが、やっぱりハイリスクハイリターン




おわりに

僕もGBLを初めて3年程度になりますが、この辺りの知識を覚えたのは始めて半年~1年くらいたってからでした。
ポケモンGOの奥深さはまだまだ終わりません。
次の記事もぜひ見てください。

前回・次回記事

初心者編

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上級者編

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